一般的な『フェチ』と、ガチ勢の『フェチ』の違い。
3000人以上の性癖と関わって思う事。
今回はフェチについて。
「あなたは何フェチですか?」
とか
「足フェチです」
とか
「お尻フェチ」
とか
「手フェチ」
とか
”フェチ” って言葉を日常で耳にする世になったよね。
日本はさ、色々なコンセプトの風俗がある。
その数は数十種類以上に及ぶわけで。
「会ってセックスして終了。」
って言う風俗概念は殆どないんだよね。
そんな助兵衛な国だから、フェチっていう言葉も抵抗なく浸透したんだと思うのよ。
例に挙げた ”フェチ” っていう言葉、ポップなニュアンスよね。
カジュアルというかさ。
語源であるフェティッシュとかフェティシズムって可愛い感じするよね。
音の感じが。
でも本来の意味を簡単に並べると、
- 物神崇拝。呪物崇拝。
- 異常性欲の一つで、異性の髪や衣類など、生命のない対象物に対する強烈な性衝動。
なのよ。
日常でよく耳にするフェチとは
ちょっとニュアンス・イメージが違うよね。
ちょっとこれはヘビーよね。
性の対象として異性を見たときに、
ポイントとして魅力を特に感じる部分。
ってのが、いわゆる日常でよく使う、一般的な
『フェチ』
という言葉のニュアンス・イメージなんじゃないかな?
私がよく言ってる『フェチ』は、本来の意味の方。
昔々から、ひっそりと、
でも絶対数の人が居る本来の意味の『フェチ』の世界。
同じ人間でも到底共感出来ないフェチのある世界ね。
理解はできるけども^^共感できるとは限んないのよね^^;
なので今回は、
本来の意味をガチのフェチとして、
いわゆる日常で使うのを一般的なフェチとしてみるね。
ガチの足フェチは、
自分好みの足を持つ人じゃないとセックスが出来ないのよ。
興奮しないの。
その”足”が性的対象で、その ”足” を持つ人間には興味はない。
自分好みの足が絶対条件で、”人間”って所は二の次。
ってゆう事なのね。
一般的な足フェチは、
自分好みの足を持つ”人間”に興奮する。
人間も込み込みなわけよ。
”人間ありき”で、足が魅力的・好きな所。
って感じ。
この差がね、今のフェチ界では大きく開き続けているのよね。
天と地ほどの差だからね。
もう一つ例。
”髪フェチ”
ガチの髪フェチAさんは、
染めた事のないバージンヘアーの黒髪ロングが好き。
理想に叶った黒髪ロングヘアーであれば、
その髪の持ち主の容姿はどうでもいい。
なんなら、髪だけでいい。
”髪”に興奮するのでそれだけでいい。
一般的な髪フェチBさんは、
黒髪ロングの女性が好き。
黒髪ロングの色白で華奢な清楚な女の子がいい。
髪の持ち主ありきなので、容姿や雰囲気も大事。
トータルで好みの子がいい。
みたいな感じ。
違いはわかってもらえたかしら?
今回は髪フェチと足フェチをざっくり例にしたけど、
一般的な髪フェチの好みがその人によって色々あるように、
ガチな髪フェチの好みもその人によって様々。
ガチ勢的には《好み=条件》に近い感覚かな。
一般的な『フェチ』が人間などの命ある物ありき
なのに対し、
ガチな『フェチ』は命ある物は度外視。
巨大建築物フェチは巨大建築物そのものに興奮するのよ。
性的に。
私のように活字・言葉フェチは字の形や歴史そのものに興奮するのよ。
性的に。
性的にという事は、トドのつまり、”ヌケる”って事。
一般的な『フェチ』もガチ勢の『フェチ』も
どっちも素敵と思う♡
どっちも『フェチ』だから、ややこしいから、
ガチ勢の『フェチ』を「フィリア」に変えてみたらいいんじゃないか?
という提案を最近至る所でしているので、次回はフィリアの話!
Fetish LAB(日向結う)